アセスメントの方法:
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設計・著作©ウイーン工科大学、工学設計研究所-エコデザイン |
包装材の重量を最少化するためには、包装材を最適化したり、適切な製品設計をすべきである。例えば、包装材を使わないか、最少の包装材で輸送できるような筐体を設計することが挙げられる。
多数回使用のために設計された頑丈な包装材を使えば、包装全体の投入量を減らすことができる。リターナブル包装材は、直接配達する場合に特に好都合である。つまり、供給者は包装材を引き取って、再利用できる。
再生可能な素材(つまり、非化石材料で、通常は植物素材から作られる)の使用は、包装材の廃棄問題の良い解決策になるだけでなく、資源問題の解決にも寄与する(再生可能材は持続性のための重要な基準である)。
リサイクル可能な材料を使用すれば、バージン材料の消費を減らせ、発生する廃棄物の量も減らせる。既にリサイクル・システムが確立している材料を使えば、包装材のリサイクルが容易になる。
包装に使われる材料は、製造に関するだけでなく廃棄時においても環境的に受容可能でなければならない。そのため、包装材の廃棄が全ライフサイクルのどの時点で生じるのか、またそこでどのように処理されうるのかを決めなければならない。
リサイクルのための前提条件の一つは、包装材にはっきりとラベルをつけることにある。包装材は通常非常に短いライフサイクルになり、そのため、(付加価値のある)適切なリサイクルや環境的に受容可能な廃棄のためには、ラベルをつけることが特に重要である。