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A: 原料集約型

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タイプA:原料集約型

材料を変えなさい

材料の種類によってその採取における環境影響は異なる。資源とエネルギーの必要量も選択された材料に依存して変わる。
原則として、特に資源消費型の材料(バージンアルミニウム、銅、炭素繊維…)である材料を他の材料に置き換えることが考えられませんか?

-> 適切な材料の選択

目標:環境に優しい材料、リサイクル材、再生可能な素材などの使用による負の環境影響の削減。


資源消費型の材料の使用を少なくしなさい

環境影響の改善は一般に、材料の投入量を減らすことによっても実現できる。
製品に使用される資源消費型材料の量を最少にできませんか?

-> 投入材料の削減

目標:強度の最適化、機能の統合などにより材料を削減する。


資源を集約的に使用しなさい

製品を最適に使用すれば、製品に含まれる種々の材料を効率的に使用できる。これは資源の効率的な使用に到る重要な方法である。取り扱いが容易でメンテナンスをほとんど必要としない製品は効率的に使用できる。
製品の取り扱い容易性、機能、そしてユーザビリティをさらに改善できませんか?
機能や稼働中の安全性を定期的に検査することによって、製品の寿命を延長することができませんか?

-> 製品使用の最適化

目標:適応性、人間工学などによって製品のユーザビリティを高める。

-> 製品機能の最適化

目標:アップグレード性、多機能性などにより機能性を向上させる。

-> メンテナンスの容易化

目標:磨耗予測などによるメンテナンスの容易化


できる限り資源を長く使用しなさい

製品の寿命が長ければ、生産工程で使われた材料を最適に活用することになる。修理が容易であれば製品の早期の廃棄処分を避けられる。
製品の寿命をさらに長くできませんか?

-> 製品寿命の延長

目標:寸法変更、表面設計などにより耐久性を高める。

-> 補修性の向上

目標:部品のアクセス性、分解性、交換性などを改善する。


製品内に含まれている材料をリサイクルしなさい

再生可能な素材や、二次材料(リサイクルされた材料)の使用によっても資源をよく活用することができる。
製品が使用済みになった後、製品中の資源を消費する材料をリサイクルして、良く機能する循環系に組み入れることができませんか?
この目的のために、製品の寿命が尽きた後、部品を分解したり、異なった材料を分離する必要がありますか?

-> 分解性の向上

目標:製品の回収を可能にし、(締結の変更などによって)分解性を向上させる。

-> 部品のリユース

目標:アクセス性、再生性などを向上させ部品リユースを可能にする。

-> 材料のリサイクル

目標:分離性向上、ラベル付けなどよって材料リサイクルを可能にする。

top 設計・著作©ウイーン工科大学、工学設計研究所-エコデザイン